<陸上:セイコー・ゴールデングランプリ(GGP)2024>◇日刊スポーツ新聞社共催◇19日◇東京・国立競技場◇男子100メートル決勝
昨年アジア選手権王者の柳田大輝(20=東洋大)が10秒21(向かい風0・1メートル)で初優勝した。予選は1組1着も10秒31で「スタートがイマイチだったので、そこだけ修正した。ちゃんと出られれば勝負できると分かっていたので、決勝前のアップでも、本当にもうそこだけを考えて、準備して、実際に本番できっちり修正し切れた。良かったかな」と納得した。
サニブラウンや隣のレーンだった坂井の失速には「動揺しなくて良かった」と笑いつつ、冷静に駆け抜けた。タイムについては「どうしてもそこは、運というか何というか。天気は自分の力ではどうにもできないので、そんな中でもしっかり今日は勝ち切れて良かった。次、条件がいい時にもう1回いい走りができればいいかな」と上々の感触だった。
25日のダイヤモンドリーグ第5戦(米オレゴン州ユージン)出場が決まったことも、自ら明らかに。「あれ、言っちゃっていいんですかね」と笑いながら「決まりました。明後日(21日)出国します。このいい流れで準備できる」と潔く参戦への決意を語った。
今月上旬の世界リレー(バハマ)は4位。決勝はサニブラウンが走らなかった中、大学生主体となったチームを引っ張り、メダルに100分の1秒差と肉薄した。帰国して間もなく疲労はあったが、毎年の有力選手がそろう大会を初制覇。「今日、僕の中で絶好調っていう感覚ではなかったけど、それでもしっかり勝ってたので。しっかり万全な準備ができれば、標準記録は見えてくるかな」。アジア選手権での自己ベスト10秒02を更新する派遣標準10秒00突破へ、今夏に向けても自信を深めるレースとなった。