【陸上】多田、山縣不在の日本選手権…男子100mパリ五輪切符は残り2枠!有力候補の状況

陸上男子短距離の柳田、坂井、小池、桐生(左から)

陸上男子短距離の多田修平(27=住友電工)が、今夏のパリオリンピック(五輪)への挑戦を断念する意向を示した。22日、大阪選手権100メートル予選で約2カ月ぶりに実戦復帰も、10秒60(追い風0・9メートル)にとどまり、直後に自身のX(旧ツイッター)を更新。4月末の右ふくらはぎ肉離れの故障から再起を図ってきたが、「オリンピックを諦める形になりました」などとつづり、五輪の最終選考会となる27日開幕の日本選手権(新潟・デンカビッグスワンスタジアム)を欠場すると発表した。

男子100メートルのパリ五輪代表は最大3枠で、すでにサニブラウン・ハキーム(25=東レ)が内定済みのため、残りは2枠となっている。6月末までに参加標準記録(10秒00)を突破した上で日本選手権で優勝すれば即内定。標準未突破や2位以下の場合でも、同選手権の成績や6月末時点の世界ランキング次第で代表入りとなる。

多田に加え、日本記録保持者の山縣亮太(32=セイコー)も五輪出場を断念している中、2枠目争いの1番手には20歳の柳田大輝(東洋大)がつける。今季はシーズン初戦で自己ベストタイの10秒02をマークし、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)も経験。6月15日には追い風3・5メートルの参考記録ながら9秒97を記録した。世界ランキングでも日本勢2番手につけており、日本選手権で2位以内に入れば、代表入りは確実となる。

坂井隆一郎(26=大阪ガス)と小池祐貴(29=住友電工)も有力候補に挙がる。22年世界選手権から2大会連続出場の坂井は、シーズンインこそ5月前半に遅れたものの、同セイコー・ゴールデングランプリ(GGP)予選では10秒10をマーク。スタートが武器で、400メートルリレー(4×100メートルリレー)では1走としての期待もかかる。自己ベスト9秒98の小池は拠点とする米国で調整を続け、4月に10秒11、6月に10秒15を記録している。

3大会連続の五輪出場が懸かる桐生祥秀(28=日本生命)は、1月に室内60メートルで当時の日本記録となる6秒53をマーク。ただ、屋外シーズンの今季ベストは10秒36(参考記録は除く)にとどまっており、どこまで復調できるかが鍵を握る。

男子100メートルは29日に予選、準決勝、30日に決勝が行われる。

◆日本選手権男子100メートル資格記録の上位選手(資格記録の有効期間は23年1月1日~24年6月5日)

柳田大輝(10秒02)

桐生祥秀(10秒03)

坂井隆一郎(10秒08)

東田旺洋(10秒10)

小池祐貴(10秒11)

和田遼(10秒13)

大上直起(10秒15)

山本匠真(10秒16)

樋口陸人(10秒17)

鈴木涼太(10秒17)

本郷汰樹(10秒18)

デーデー・ブルーノ(10秒18)

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