3月2日の東京マラソンへ向けたトークイベントが27日、東京ビッグサイトで行われ、青山学院大・原晋監督(57)が実業団の育成法に対して自ら持論を展開した。
東京マラソンは9月の世界選手権東京大会の選考を兼ねる。現時点で男子は昨年12月の福岡国際マラソンで日本歴代3位の記録を打ち立てた吉田祐也(GMOインターネットグループ)や今月24日の大阪マラソンで初マラソン日本最高記録を樹立した近藤亮太(三菱重工)らが代表有力の中、日本歴代2位の記録を保持する池田耀平(花王)らに期待がかかる。
スポーツジャーナリストの増田明美さん(61)から「池田さんが怖い。高岡(寿成)監督と話したんですけど、すごく調子が良いと。日本記録(2時間4分56秒)を破るくらいの勢い」と向けられると、指揮官は「それを聞いて安心しました。実業団の指導者が『良い』と言う時は大概ダメなんです。ダメなメソッドでやっているんです」とぶった切った。
今年の箱根駅伝で2年ぶり8度目の総合優勝を果たした青学大勢は、マラソンでも大活躍。今月2日の別府大分毎日マラソンで若林宏樹(4年)が日本人初マラソン最高&日本学生新記録となる2時間6分7秒(当時)をマークすると、同24日の大阪マラソンでは黒田朝日(3年)が2時間6分5秒で6位となり、若林の日本学生記録を塗り替えた。
2人は練習で40キロ走を取り入れずにレースへ臨み、好結果を残したと強調。「そろそろ実業団の指導者もメソッドを大きく見直すタイミングが来ているのでは。ダメだとは言いませんが」と提言した。
東京マラソンでは、青学大から太田蒼生(4年)が出場予定。「過度な期待はしないでください」としつつ、「4年間の蓄えをどう東京マラソンで花を開かせるか。成功も失敗も感じて、ロサンゼルス五輪へ向けて頑張ってほしい」とエールを送った。【藤塚大輔】