<陸上:トワイライト・ゲームス>◇20日◇横浜市・日産スタジアム◇女子100メートル障害2組(タイムレース)
清山ちさと(34=いちご)が日本歴代3位の12秒77で優勝した。向かい風0・1メートルの条件の中、唯一の12秒台。今月16日に出した自己ベストを0秒07更新した。
ただ、9月の世界選手権東京大会の参加標準記録(12秒73)にはわずかに届かず。「こんなにうれしくない自己ベストってあるんだなと。みんな口をそろえて言うけど、そうだなと思いました」と悔しげに振り返った。
34歳のベテランハードラーは、進化を続けている。日本記録保持者で4学年後輩の福部真子らの助言もあり「ハードルを上から捉えようと、上方向に踏み切ることを意識している」と走りを改善。7月上旬の日本選手権こそ7位だったが、今季は自己ベストを4度も更新してみせた。
7月には欧州遠征のウオーミングアップ中に転倒し、左手の骨を3本骨折。医師から手術を勧められたが「手術したら走れなくなる」と痛み止めの薬を飲み、強行出場を続けている。この日も左手に包帯を巻きながら好記録を出し「本当に人生を懸けてやっているので、骨折れたくらいじゃ。もう崖っぷちですけど、ベストも出しているので全然問題ないです」とうなずいた。
9月の世界選手権東京大会の代表入りには、あと0秒04と迫る参加標準記録の突破が条件。タイムの有効期間最終日である24日には、九州選手権に出場する。初の代表入りへ「標準を切るしか道はない」と勇んだ。
◆女子100メートル障害の代表争いの現状 出場枠は最大3。中島ひとみ、福部真子は参加標準記録(12秒73)を突破しており、代表入りが当確。残る1枠は世界ランキング日本勢最上位で日本選手権を初制覇した田中佑美が濃厚だが、同選手権8位以内の選手が8月24日までに標準を突破すれば、田中を上回って代表入りとなる。