陸上女子800メートルで世界選手権東京大会(9月13~21日)の代表入りが濃厚な久保凛(17)が22日、在学している東大阪大敬愛高で練習を公開し、開幕まで3週間となった大舞台を心待ちにした。アディダスの協力のもと取材に応じ、目標に自己ベスト(1分59秒52)更新と決勝進出を掲げつつ「考えすぎると力んでしまう。楽しんで走りたい」と思い描いた。
昨年7月に日本女子初の2分切りとなる1分59秒93を達成したホープ。今季は参加標準記録に0秒52届いていないが、開催国枠の設定記録(2分0秒99)は突破している。7月の日本選手権では2度目の日本記録更新となる1分59秒52で2連覇を収め、初の世界大会出場が濃厚となっている。
この日は午前7時から約2時間半ほど練習。基礎的な動きづくりや約3キロのジョグなどで汗を流した。後半には全力に近いスピードで約150メートルを駆け抜ける場面もあり、日本選手権後に発症した左膝痛も回復している。
世界選手権出場となれば、高校生の女子個人種目では、07年大阪大会1万メートルの絹川愛以来18年ぶりの快挙となる。高まる注目度に「ちょっとだけプレッシャーになることもある」と胸の内を明かす。
ただ同時に「注目してくださるというのは、期待していただけているということ。そこについて特に思うことはない」と前向きにも捉えている。陸上界のニューヒロインは「楽しんで走りたい」と何度も繰り返し、自国での世界舞台へ胸を高鳴らせた。