【世界陸上】ボルト氏の日本の期待はリレー侍 自身の世界記録更新への心配は「まったくない」

プーマ社のトークイベントに主演したウサイン・ボルト氏(2025/09/11、プーマブランドセンター東京)

陸上男子100メートルの世界記録保持者でオリンピック(五輪)3連覇の偉業を達成したウサイン・ボルト氏(39)が、日本男子の400メートルリレーの“リレー侍”に期待した。

13日に東京・国立競技場で開幕する世界選手権を前に来日し、11日に都内でプーマ社のトークイベントに出演。「日本勢への期待」を聞かれて「具体的な選手の名前はちょっと出てこないが、400メートルリレーは非常にドラマがあり、強くて、楽しみにしている」と答えた。

ボルト氏は2016年のリオデジャネイロ五輪の400メートルリレーでアンカーを務めて金メダルを獲得。桐生祥秀らを擁した日本が銀メダルを獲得した。

一方、自身が09年の世界選手権で記録した100メートル9秒58、200メートル19秒19の世界記録は16年たった今も破られていない。今大会での記録更新の可能性については「いつか新しい世界記録が出ると思うが、近い将来ではないと思う。今はまったく心配していない」と余裕の表情だった。

近年は短距離でも厚底シューズが主流となっている。ボルト氏が最新のシューズを履いて走った場合の仮想記録をプーマ社が研究・分析したところ、9秒42の驚異的な数字が出たという。「私自身、もし現役を続けていてこのスパイクを使っていたら、また違った記録が出ていたのかなと思う」と、ボルト氏もまんざらでもなさそうだった。【首藤正徳】