陸上男子長距離で五輪3大会連続出場の大迫傑(34=リーニン)が、マラソンの日本新記録を樹立した。7日、スペインのバレンシアマラソンに臨み、2時間4分55秒で4位。従来の日本記録(21年鈴木健吾)を1秒更新した。同種目の日本記録更新は、18年の2時間5分50秒、20年の2時間5分29秒に続き、3度目になった。20年3月に出した2時間5分29秒の自己記録を、さらに30秒以上縮めて健在ぶりを示した。
大迫は「ラスト10キロで一人になったが、うまく自分でリズムをつくって最後まで走り切れた。今回は最後まで押し切るという気持ちを大事にしていたので、特に記録は気にならなかったが、日本記録を更新できたのは非常に良かった」。
大迫はトラックで活躍した後で、17年からマラソンに挑戦。21年東京五輪で6位入賞。その後は一時引退したものの、22年に復帰し、24年パリ五輪でも13位になった。「パリ五輪が終わって心身ともに疲れていたので休んだ。結果的にしっかりと(その後の練習に)集中できた。ケニアで6週間、トレーニングできたことも良かった」とした。
これでロサンゼルス五輪代表選考会となる27年のMGC出場権も獲得した。4度目五輪に向けては「まずは1つ1つの大会。次に何を走るか分からないが、ベストを尽くして毎回、毎回やっていきたい」とした。