【陸上】青学大の小河原陽琉「自分にとっていい刺激」相模原クロカンV 箱根1区の苦い経験払拭

トップでゴールした青学大の小河原(撮影・泉光太郎)

<陸上:相模原クロスカントリー大会>◇14日◇神奈川・相模原ギオンスタジアム◇大学・一般男子の部8キロ

1月の箱根駅伝で史上初の同一チーム2度目の3連覇を達成した青学大で1区を務めた小河原陽琉(2年)が、23分48秒で優勝した。

序盤から同期の安島莉玖(2年)と激しいトップ争いを展開。終盤には安島がロングスパートを仕掛けた。それでも、小河原は耐えしのぎ、ラストは強みであるスピード勝負に持ち込んで逆転。2位安島に4秒差で競り勝った。

レース前日に体調不良だったことを明かしたが、「100%ではないですけど、普段の練習以上の出力はできた」。追い込み練習の一環となった公式レースでトップの座をつかみ、自信を深めた。

1年前の箱根路で1年生ながらアンカー10区で区間賞。しかし、2度目は仲間の体調不良で急きょ、1区にまわって16位と出遅れた。

「こうやって大会で優勝するのが久々の経験。自分個人としてもなかなか駅伝ではいい結果を出すことができなかった。この大会が自分にとっていい刺激になったと思う」。

苦い経験を払拭し、来シーズンの大学3大駅伝への浮上のきっかけとなる手応えをつかんだ。

春からのトラックシーズンは6月の日本選手権5000メートル出場を目指す。15~18年以来となる2度目の箱根4連覇が懸かるシーズン。新3年生となる小河原にも上級生の自覚がすでに芽生えていた。

「4連覇に向けて、自分たち3年生世代はもっともっと頑張っていかないと優勝には程遠いと思っている。3大駅伝では出走はもちろん、ゲームチェンジャーになれるように頑張りたい」。

◆小河原陽琉(おがわら・ひかる)2005年11月5日、千葉県生まれ。地元の陸上大会で上位に入ったことをきっかけに本格的に競技を開始。蘇我中から八千代松陰高に進み、3年時は全国高校駅伝3区区間8位でチーム3位入賞に貢献。大学進学後は箱根駅伝で1年生ながら10区区間賞。2年時は関東インカレ2部1500メートルで準優勝した。1万メートル自己ベストは28分37秒01。好きな食べ物は油そば。175センチ、62キロ。