4月1日からホンダ陸上部に加入する、昨年9月の世界選手権東京大会男子短距離代表の柳田大輝(22=東洋大)が31日、埼玉・同大川越キャンパスで練習公開した。練習後の会見にはホンダの小川智監督(48)と東洋大陸上部コーチの土江寛裕(51)も同席した。
中長距離選手のみ陸上部に43年ぶりとなる短距離選手の加入について、小川監督は「数年前から水面下で長距離種目以外の種目の拡大をしていき、マッチする選手を男女問わず模索をしてきた。我々の企業イメージと柳田選手がマッチした。新たな柳田選手を原動力に新生ホンダ陸上部にしていきたい」と説明した。
ホンダ加入後、柳田は引き続き母校を拠点に活動していく。柳田の強化プランについて、土江コーチは「1年1年でしっかり日本代表入りをして(28年)ロス五輪の100メートルのファイナル(決勝)に残るところを目指していきたい。そういう実力を持っている選手」。4月11、12日の吉岡隆徳記念出雲大会をデビュー戦に置いた。
柳田も「ホンダと言えば、車の会社と分かるのが印象だった。車と一緒に陸上で速く走るのが通じる部分があった」と企業イメージに共感。「今後の目標はアジア記録更新の9秒82を目指したい。長距離と拠点は違うが世界を目指すところは変わらない。僕も駅伝シーズンに刺激を与えるような走りをしたい」と所信証明した。