【陸上】史上初5連覇スルリ…田中希実「勝ち続けることの難しさを感じた」山本有真に競り負ける

第110回日本陸上競技選手権大会 第1日 女子5000メートル決勝 力走する田中希実(左)と山本有真(撮影・宮地輝)

<陸上:日本選手権>◇12日◇第1日◇愛知・パロマ瑞穂スタジアム◇女子5000メートル決勝

日本記録保持者の田中希実(26=豊田自動織機)が最後の直線勝負で逆転負けした。

15分00秒93で2位。残り1500メートルから先頭で引っ張ったが、山本有真(積水化学)にラストスパートで競り負けた。史上初の5連覇を阻まれると、レース直後はトラック上で悔しそうに横になった。

「勝ち続ける中で、勝ち続けることの難しさをそこまで感じていなかったですが、あらためて感じました。甘えずに走れ、ということだと思った。もっと他の選手をあっと言わせるような走りをしたいなと思った」と悔しさをかみしめた。

壮絶なラストスパートで敗れたことで、自分自身への気付きもあった。「今まで勝ち続けてきた時、思うような走りができない時は、すっきりしなかったり、悔しさが湧かなかったりといろいろあったけれど、等身大で山本選手に負けた。これが本当の等身大だと思う。今まで等身大ではない自分で勝ったり、負けたりしていた。あらためて自分を知らないといけないと思った」と自らに言い聞かせた。