【陸上】ハードリングミスで失格…古賀ジェレミー「この間に転んだのがよぎった」110m障害

第110回日本陸上競技選手権大会 男子110m障害予選、古賀ジェレミーは力走するも予選通過ならず(撮影・森本幸一)

<陸上:日本選手権>◇13日◇第2日◇愛知・パロマ瑞穂スタジアム◇男子110メートル障害予選

日本高校記録保持者で順大ルーキーの古賀ジェレミー(1年)が、まさかのハードリングミスで失格となった。

4組7レーンでスタート。独走態勢に入ったかに思われたが、5台目のハードルを越える時に抜き足の左脚を強打。体がふらついて急失速した。障害物を全て越えられなかったとして失格となった。

「走っている中で『速っ』ていうのはあった。急いで抜き脚を持ってこないといけないと思ったら、そこでこの間に転んだのがよぎった」。

今大会で日本人2人目の12秒台も「うっすら狙っていた」。しかし、5月のセイコー・ゴールデングランプリで転倒し、顔から出血した記憶がよみがえったことで迷いが生じた。

「頭と体がマッチしなくてうまく裁けなかった」。

顔の傷は「ちょっと残っているけど、日焼けをしちゃったのでどうだろう。勲章として残ればいい」と苦笑いで語る。

3日前にはジャコービー・サープ(米国)が世界初の12秒7台突入の12秒75の世界新記録を樹立。ハードル界の歴史を動かしたニュースに古賀も「やばいなって。それも結構頭によぎってて自分の力を試したくなった」と力に変えていた。

不本意な結果だが、残りの大学生活で大きく飛躍するための良薬にもなる。

「正直、悔しさはあんまりなくて、ポカンって真っ白。先生と相談してレースをしていきたい」。