【陸上】スーパー高校生に解説陣絶句「言葉出ない」後藤大樹が衝撃タイムで初V&アジア大会内定

新記録で優勝した後藤大樹(撮影・宮地輝)

<陸上:日本選手権>◇14日◇最終日◇愛知・パロマ瑞穂スタジアム◇男子400メートル障害決勝

スーパー高校生の後藤大樹(京都・洛南高2年)が、日本歴代4位となる48秒09の快記録で初優勝した。日本陸連が定める9月の愛知・名古屋アジア大会の代表選考基準もクリア。日本ハードル界に新たな逸材が爆誕した。13日の予選で日本歴代5位となるU18世界記録(48秒31)を樹立。この日はハードル9台目で先頭の黒川和樹をとらえ、予選の自己ベストを0秒21も更新してみせた。

「自分で言うのもなんですけど、鳥肌が立つレースができた」と笑顔。さらに「為末大さんのように、高校記録を出してシニアで活躍して、世界選手権でメダルを取れる選手、いろいろな人から愛される選手になりたいです」と誓った。

これには中継したNHKの解説陣も絶句。高平慎士氏は「試合内容もコメントも高校生らしくない。それを見据えているのがすごい」と絶賛し、寺田明日香氏も「言葉が出ない」と驚いていた。

後藤は千葉県出身。小3から陸上を始めた。四街道北中では110メートル障害で全中制覇。洛南高に進むと、400メートル障害に転向し、昨年7月の全国高校総体(インターハイ)でいきなり1年生初の優勝を果たした。

出場選手の中で最年少として挑む決勝に向けては「ここまで来たからには、高校生だし、失うものはない。強気にどんどんチャレンジして優勝を目指していきたい」と話していた。

◆後藤大樹(ごとう・だいじゅ) 2009年5月5日生まれ、千葉県出身。小3から陸上クラブに所属し、短距離・リレーを中心に取り組み、小6に全国大会も経験。四街道北中では障害種目に取り組み、3年時は110メートル障害で全国中学校体育大会、国民スポーツ大会、U16大会の異なる規格の中で3冠を達成。京都・洛南高に入学後は400メートル障害に転向し、1年生ながら全国高校総体優勝を成し遂げた。