陸上のU20(20歳未満)世界選手権オレゴン大会(8月5日から5日間)に挑む日本代表が31日、千葉・成田市内での結団式に出席した。
9月の愛知・名古屋アジア大会代表で、男子400メートル障害歴代4位48秒09を保持する後藤大樹(京都・洛南高2年)が、「特上級」の走りを誓った。
U18世界新&日本高校新を樹立し、優勝した6月の日本選手権後は、専門種目以外で調整を重ねてきた。
とりわけ7月の京都府選手権200メートル決勝では日本高校歴代3位20秒43をマーク。OBで歴代2位の桐生祥秀(日本生命)の20秒41まで0秒02まで迫る好記録。「200がとても好きなので、ヨンパ-(400メートル障害)につながるいい練習になる」。強みである後半200メートルのスプリント力を磨いてきたという。
陸上大国・米国が舞台となることには「タイムはあまり意識していなくて、大好きなアメリカで走れるので、しっかり勝ち切るところを意識して走りたい」。
大会期間中は全米屈指の強豪陸上部があるオレゴン大の寮が拠点となる。「日本とは違うと思うので、大学の違いだったり、設備のすごさを感じたい。大学のまわりをうろちょろしたい」と目を輝かせていた。
洛南高陸上部で指導する柴田博之氏からは「パスポート、忘れるなよ」と送り出されたという。
快記録をたたき出した日本選手権決勝前には、柴田氏から「特上ウナギ」をごちそうされ、優勝の原動力にもなった。
この日の結団式前にもウナギを食べており、「結構いいルーティンができているので、今回も終わったらウナギが食べたい」。縁起のいい「勝ち飯」と言う。
ただ、この日食べたのは柴田氏からごちそうされた特上ではなく、「普通のウナギ」だった。
「メニューに書いていなかった」と笑う後藤だが、「帰って特上をまた食べに行きたい」とも言う。
今季タイムのU20世界ランキングではトップ。若手ハードラー世界一となれば、その味は特上ウナギよりも、はるかに美味となる。