陸上のU20(20歳未満)世界選手権オレゴン大会(8月5日から5日間)に挑む日本代表が31日、千葉・成田市内での結団式に出席した。
男子100メートル日本歴代5位10秒00を持つ清水空跳(石川・星稜高3年)が、今季3戦目に挑む。
個人初戦となった7月5日の布勢スプリント予選では追い風1・2メートル風下で10秒28。昨年の初戦よりも0秒10速いタイムで組3着で全体6位で決勝進出。しかし、ファイナルは途中で失速し、追い風0・3メートルの中で11秒52の8着に終わった。
レース後には自身のSNSで左脚を痛めたことを明かしていた。
国民スポーツ大会石川県予選会の予選では10秒72(追い風1・6メートル)で組トップとなり、立て直した。
出国前のコンディションについては「あそこ(布勢)からしっかり休養をとってずっと練習をしてきていい状態には持っていけている。少し不安なところはありますけど、そんな中でもしっかりやっていきたい」と話した。
昨夏のインハイでは10秒00のU18(18歳未満)世界記録をマークし、桐生祥秀(日本生命)が保持していた高校記録も更新した。
しかし、最終学年は全国高校総体(インターハイ)石川県予選100、200メートルを欠場。個人種目での全国大会への出場権を失った。
それでも、「去年のアウトシーズンからずっとU20世界選手権で優勝したい目標があった。インターハイに行けないとしても、こっちで走る方が自分にとっては価値がある」と地道な準備を重ねてきた。
今大会で相まみえる同世代の中にはU20世界歴代3位9秒93のゲイリー・カード(ジャマイカ)や全米屈指のスプリンター、テイト・テイラー(米国)らもいる。
清水は「9秒台の選手たちと競り合うことができたら、これからの経験にもつながると思う。欲を言えば勝ちたいけど、まずは勝負をするところを味わっていきたい」。目標タイムには今季ベストとなる10秒0~10台を掲げた。
男子400メートルリレーではアンカーの第4走者を務める予定。バトンパスは下から上に次走者に渡すアンダーハンドで挑むという。
日本短距離の未来を担う逸材は「(バトンパスは)1本だけやりましたけど、悪くはないです。しっかりスピードの乗りもよく、メンバーの5人もしっかり仲もよく、いい雰囲気で練習できている。楽しみなところはたくさんある」とチーム状態の良さを強調した。【泉光太郎】