【陸上】男子400m障害で銀メダル後藤大樹がU20世界選手権から帰国「今日はすしの気分」

U20世界選手権から帰国した後藤大樹

陸上のU20(20歳未満)世界選手権男子400メートル障害で日本勢14年ぶりの銀メダルを獲得した後藤大樹(京都・洛南高2年)が11日、千葉・成田空港に帰国した。

6月の日本選手権でマークした日本歴代4位48秒09の記録は今季U20世界トップ。優勝候補筆頭として挑んだが、決勝でチェコ選手に小差で敗れた。「完敗してしまって悔しい気持ちが一番大きい」と振り返った。

大会直前のハードル練習で左脚を負傷したことも明かした。痛みが引かず、予選直前までケアに努めていた。

「毎日1時間に1回ぐらいトレーナーさんにアイシングだったり、圧迫だったりをやってもらってもなんとか間に合った」。

それでも、6日の予選6組では50秒45の全体2位通過。8日の準決勝3組でも49秒19の全体トップでファイナル進出と底力を見せつけた。

「予選が1番しんどかった」と言うが、遠征中は全国高校総体(インターハイ)で男子総合優勝を果たした洛南高の仲間の活躍ぶりをチェックし、力に変えていた。

「毎朝起きてリザルト見るのが楽しみで。そこで刺激もらって、今日も頑張ろうって気持ちになれた。インターハイのメンバーには感謝しかない」。

これまで後半のスプリント力を高めるため、200メートルの練習をしていたが、9月の愛知・名古屋アジア大会に向けては400メートル障害に向けた練習に注力するという。

陸上部の柴田博之監督からは銀メダルの報告後、「これから積み直していきましょう」と前向きな言葉をかけられた。

快記録を生んだ日本選手権予選後に柴田監督から「特上ウナギ」をごちそうされてからはウナギが勝ち飯となった17歳。出国前には「また食べたい」と話していたが、銀メダルという悔しい結果だったのか。「今日はすしの気分」と言う。

秋の名古屋では為末大氏が持つ日本記録(47秒89)更新と来年9月の世界選手権北京大会の参加標準記録(48秒00)突破を狙う。

今季アジア2位で金候補としても呼び声が高い障害種目の“スター候補生”は、「アジア大会では日本記録を塗り替えるつもりで頑張っていきたい。来年の目標である世界陸上の標準記録もアジア大会から有効になる。日本記録を更新して代表内定に一歩リードしたい」。

まだ見ぬ世界へとつながるハードルを跳び越えていく。【泉光太郎】