【陸上】「とても幸せ」北口榛花が日本新&世界一!世界歴代10位のビッグスローで中国選手撃破

優勝し笑顔を見せる北口榛花(ロイター)

<陸上:アルティメット選手権>◇12日(日本時間13日)◇第2日◇ハンガリー・ブダペスト◇女子やり投げ決勝

24年パリ・オリンピック(五輪)金メダルの北口榛花(28=JAL)が、優勝した。

2投目に日本新記録の68メートル92をマーク。自身の持つ従来記録を1メートル54更新し、3年ぶりに塗り替えた。世界歴代10位に並び、今季世界2位のビッグスルーとなった。

トロフィーをつかむと、両手を上げて満面の笑みで喜びを表現していた。

19日開幕の愛知・名古屋アジア大会でもぶつかる世界歴代2位71メートル74の記録保持者、18歳の厳子怡(中国)との直接対決で激闘を演じた。

英語でのインタビューにも笑顔で応じ、「本当にありがとう。やればできると信じていました。とても幸せです。このスタジアムでは、素晴らしい思い出ができました」と笑顔で話した。

5日のDL各種目年間上位者で争うファイナルでは優勝を厳に譲ったが、今季自己最高の65メートル44で2位に入った。

昨年6月に右ひじ痛を発症。実戦から離れた影響もあり、9月の世界選手権東京大会は予選敗退して、涙に暮れた。それでも、今年5月には男子世界記録保持者で伝説的な存在のヤン・ゼレズニー氏(チェコ)が正式にコーチとなった。1月に7年間師事した同じチェコ出身のセケラク・コーチとの契約を終了。2月から南アフリカにわたり、トライアル期間として五輪3度優勝のゼレズニー氏から指導を受けてきた。

アジア大会代表選考を兼ねた6月の日本選手権では2年ぶり5度目の優勝を果たした。

しかし、「この記録では世界と戦えない。3回目までに記録を出せるようにしている。65メートルに早く戻れるように頑張りたい」と話していたように、現状に満足することなく、再び

世界一への道を歩んできた。

アジア大会の前哨戦を制し、さらに強くなったジャベラーが、日本に戻ってくる。