私立のオンライン大学「ZEN大」が14日、東京都内で会見を開き、陸上部の設立を正式発表した。学長特別顧問・スポーツ教育アドバイザーには青学大を箱根駅伝9度の総合優勝に導いた原晋監督(59)を招へいすることも明かした。
ZEN大は、ニコニコ動画や通信制高校のN高やS高の運営などを手がける株式会社ドワンゴと、若者支援などに取り組む日本財団が提携して創設した通信制大学。陸上部の創設は今後、同大が推進していくスポーツ教育構想の一環という。
会見には原氏に加え、ZEN大の渡辺聡副学長、日本財団の笹川順平理事長、ドワンゴの川上量生顧問らが出席した。
同大によると、今後入部する部員は秋以降に対面での合同練習や公式戦出場を行う。また、オンラインでの指導体制も完備し、学生ひとりひとりの目標に合わせたサポートも行う。
ユニホームのデザインも発表され、ロイヤルブルーを基調に同大のメインカラーであるネイビーをあしらったものとなった。
原氏は04年青学大監督に就任。09年、同大を33年ぶりの箱根駅伝出場に導くと、15年には同大史上初の総合優勝。17年箱根駅伝3連覇および大学駅伝3冠、翌18年に史上4校目の4連覇を達成した。今年1月の箱根駅伝では大会初の同一チーム2度目の3連覇も成し遂げ、監督通算トップ9度目の栄冠を手にした。実業団のGMOインターネットグループではEKIDENダイレクター、ユニクロ女子陸上部ではスペシャルアドバイザーを務めている。
ZEN大を通じて、「『通信制大学だから本格的にスポーツには取り組めない』。そんな世間の思い込みを、私たちが壊します。ZEN大学陸上競技部は、場所や時間にとらわれず挑戦できる、まったく新しいスポーツのカタチを目指します。走ることはリモート学修と非常に相性が良く、全国どこからでも本格的なトレーニングに挑めます。AI時代だからこそ、自らの身体を鍛え、スポーツを通じて人間性を磨くことには大きな価値があります。新しい時代のスポーツや自らの可能性に挑戦し、共に「常識」を覆しましょう」とコメントしている。