<愛知・名古屋アジア大会:陸上>◇25日◇男子100メートル決勝◇パロマ瑞穂スタジアム
20歳のブーンソン・プリポン(タイ)が、金メダルを獲得した。第4レーンで追い風0・1メートル条件下の9秒90で大会新。準決勝でアジア歴代2位に並んでいた9秒91をさらに更新し、同トップの蘇炳添(中国)の記録9秒83まで0秒07に迫る単独2位となった。昨年の世界選手権東京大会の記録では決勝4位入賞相当。1978年バンコクのスチャート以来のタイ史上3人目も偉業達成となった。ゴール後は両手で独特なポーズを決めていた。
レース後の喜びの声は次の通り。
-記録について
「金メダルを獲得できて、さらに新記録も出せたので本当にうれしいです。ただ、スタートで少し緊張してしまったので、そこは少し悔しさが残りますね。でも、タイに金メダルを持ち帰ることができて本当にうれしいです」
-スタートで焦ったか
「最初の段階では何も考えていませんでした。練習してきた自分のフォームを出すことだけに集中し、自分の世界に入り込んでいました。圧迫感も感じず、周りも見ずにただ前だけを見て全力を尽くしました」
-これで自信を持って「アジアNO・1」か
「そう言ってもいいかもしれません(笑い)。アジアNO・1と見なしてもらえるのはうれしいですが、これからも耐え抜いて厳しく練習を重ね、できるだけアジア記録に近づけるよう努力し続けます」
-次の目標は
「これでまた一歩、ステップアップできたと思います。次の目標に向けて進み続け、いつの日かオリンピックで金メダルを獲得したいです」
-さっき中国メディアから「次の目標はアジア記録更新か」と聞かれていたが
「はい、もちろんです。タイ人がアジア記録の保持者になる瞬間をいつかつくってみたいと思っています」。
-新しい感覚だったか
「とても新鮮でした。自分でもこんなに良いスタートが切れるとは思っていませんでした」
-残り3種目も予定通り出場か
「はい。200メートルやリレーなどがありますが、体のコンディションを見ながら、すべての種目で金メダルを狙っていきたいです」
-ゴール後のポーズは
「おばあちゃんのポーズです(笑い)。あの瞬間、頭にパッとおばあちゃんの姿が浮かんで思わずやってしまいました。『やって!』と言われた気がしたので」