<愛知・名古屋アジア大会:陸上>◇27日◇男子400メートルリレー予選◇パロマ瑞穂スタジアム
新たなスタイルに取り組む「リレー侍」こと男子日本が、38秒71の組1位で予選通過を決めた。
2組第5レーンに登場。第1走者から順に多田修平(住友電工)、小室歩久斗(中大)、桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)が走った。
多田から小室へのバトンパスでややスピードが落ちたが、桐生はペースを保って走った。並走していたタイがアンカーへのバトンパスで減速する中、小池が先頭でフィニッシュした。
多田は「1着でつなげたのは良かったんですけど、ちょっとバトンがミスった部分がある」と振り返った。桐生は「選手、スタッフ一同一丸となって金メダルを獲るという雰囲気を作り上げる。名古屋のみなさんの前に、笑顔で金メダルを見せたい」と話した。
日本は5月の世界リレーで上位12カ国に入れず、来秋の世界選手権の出場権を逃した。
残りの出場枠は4。来年8月22日までの記録有効期間内で落選国の中で記録上位4番以内に入る必要がある。そのためにはタイムの更新が鍵となる。
今季は上から次走者の手にバトンを渡す「オーバーハンドパス」を試験的に導入。6位だった2000年シドニー・オリンピック(五輪)以来、26年ぶりの再導入となった。
01年に導入し、五輪では08年北京、16年リオデジャネイロで銀メダルをもたらした得意技「アンダーハンドパス」を封印することを決めた。
オーバーハンド初実戦となった7月のダイヤモンドリーグ(DL)ロンドン大会では38秒66で3着だった。しかし、38秒01のシーズンベスト更新には及ばなかった。
アジア大会直前に挑んだ11日の全日本実業団対抗選手権では予選にオープン参加。日本(多田、小室、桐生、林)は男子400メートルリレー予選にオープン参加して38秒97。シーズンベストを短縮できないままとなっていた。