<愛知・名古屋アジア大会:陸上>◇29日◇男子800メートル決勝◇パロマ瑞穂スタジアム
日本記録(1分43秒45)保持者の落合晃(20=駒大)が、1962年ジャカルタ大会の森本葵氏以来、64年ぶりの金メダルを獲得した。
タイムは1分44秒49。従来の大会記録を0秒97新した。来年9月の世界選手権北京大会の参加標準記録1分43秒00には届かなかったが、独走の圧勝ちだった。
レース後は「アジアの舞台で走る機会をいただけたことに、心から感謝しています」と感謝を込めた後、「昨日の予選ラウンドを振り返ってみると、フィニッシュの時点でかなり良い状態だったと感じたので、速いタイムも狙いたかった。1分44秒台でフィニッシュできたことで、自分が強くなったと感じました」と実感を込めた。
さらには指導を受ける大八木総監督の恩師にあたる森本氏に並ぶ金メダルには「これは日本にとって64年ぶりの金メダル。私たちの監督の師匠である森本先生は、64年前に金メダルを獲得しました。森本先生に続いて獲得できるというのは、特別なつながりを感じます。金メダルを獲得できたことを本当にうれしく思いますし、これを今後の自信につなげていきたいです」と実感を込めた。
5月の静岡国際、ドルディスタンス・サーキット東京大会で自身の記録を2度塗り替えた。さらには7月の世界最高峰シリーズ、ダイヤモンドリーグ(DL)第10戦モナコでは非五輪種目の男子1000メートルで日本新記録2分15秒24の7位。従来の記録を2秒05更新した。
滋賀学園高から25年に駒大へ進学。大八木弘明総監督から指導を受けて2年目となった。
昨年は世界選手権東京大会にも出場。今季も順調に成長曲線を描いてみせた。
今後の目標を聞かれた落合は「今の私の最大の目標は、大学4年生の時に開催されるオリンピックです。決勝に進出して、メダル、できれば金メダルを目指したい」と宣言した。