<出雲駅伝>◇12日◇島根・出雲大社前~出雲ドーム前(6区間45・1キロ)
早大が2時間5分56秒の大会新記録で、16年ぶり3度目の優勝を飾った。就任5年目で初の駅伝タイトルを手にした花田勝彦監督(55)は「いろんな人の応援で、早稲田を応援してくださっている方が多い。その期待にちょっと応えられたかなとホッとしてます」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
掲げてきた「圧倒的な個」が、出雲路で力を発揮した。2区本田桜二郎(1年)が区間賞、4区新妻遼己(1年)が区間新記録をマーク。「本当に力がついてきた。圧倒的な個をどの区間にも配置できたので、本当に力は上がってきた」と手応えを口にした。
喜びの胴上げでは、笑顔がはじけた。「やめようかなと思ったんですけど」と笑いながら、「優勝とかでしてもらったことがなかった。OBからは『こんなところで胴上げされて、花田浮かれてる』って言われそうですけど、もう55歳なんで、やってもらえる時にやってもらおうと思いました」と明かした。
16年ぶりの大学3大駅伝3冠へ、まず1つ目のタイトルを手にした。「1つでも勝てたことで、チームとしては勢いが出る」と期待。一方で、「全日本に勝ったら、本当に箱根駅伝もというところを意識できるかなと思いますけど、まだまだ3冠への道はそんなに近くはない」と気を引き締めた。
全日本では出雲から2区間増え、箱根はさらに距離も延びる。全日本後の走り込みを見据え、「そこでどれくらい選手たちが練習できるかが大事になってくる」と強調。選手たちに伝えたい言葉を問われると「うれしいですけど、油断しないように」と呼びかけた。