【箱根駅伝予選会】「練習をバイトで休みますと…」26位→12位武蔵野学院大の“過去”

第103回箱根駅伝予選会 ゴールする武蔵野学院大の佐野颯人(撮影・浅見桂子)

<第103回箱根駅伝予選会>◇17日◇東京・陸上自衛隊立川駐屯地~立川市街地~国営昭和記念公園◇ハーフマラソン(21・0975キロ)

武蔵野学院大が10時間43分54秒で12位に入った。

10位までの本戦出場は逃すも、前回26位からジャンプアップ。13位立教大、14位明治大、15位東京国際大などの有力校を上回り、選手たちは「よっしゃー!」と歓喜の声をあげた。

胴上げをされた坂田和監督は「15位以内が目標だった。12位になるとは、彼ら(選手たち)も思っていなかったと思う」と驚きの表情。「全学生400人。ここで一番学生数が少ない大学でよくやってくれました」とたたえた。

留学生のビニアム・テスファイゼラツィオン(4年)が個人3位の1時間0分59秒と貯金をつくり、佐野颯人(4年)も同16位の1時間2分39秒と好走。最高学年の活躍もあり、大きく順位を押し上げた。

坂田氏がコーチに就任した20年は、選手たちの意識も低かったという。

「ポイント練習の時に『すみません、バイトで休みます』と。合宿へ行けば、マネジャーが酒を飲んでいた。最初はそこからスタートでした」。

部内のルールを厳しく定めることから始めた。25年4月に坂田氏が監督に昇格し、昨年の箱根予選会敗退後からは距離走をさらに重視。1カ月あたり650キロを基準とし、夏場は月に1000キロを目標に走り込んだ。

地道な積み重ねが実り、サプライズとなる12位に躍進。出場枠が拡大する27年度は、初の箱根切符も夢ではない。「来年は4年生が抜けますが、下級生で伸びている選手もいる。しっかりと分析したい。これでスカウトも変わってくると思う。頑張っていきたいです」とさらなる飛躍を誓った。

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