【陸上】「一度は引退を考え…」男子マラソンの吉田祐也が現役続行表明、青学大原晋監督に相談も

吉田祐也(2025年撮影)

陸上男子マラソンで日本歴代4位の記録保持者、吉田祐也(29=GMOインターネットグループ)が19日、自身のインスタグラムを更新。今秋の愛知・名古屋アジア大会後も現役続行すると表明した。

「いつも応援いただいている皆さまへ」と題し、花束の写真とともに自身の現状報告をした。

メダル獲得を狙ったアジア大会は2時間18分33秒の111位に終わった。「大会後はしばらく休養をいただき、心身ともに自分自身と向き合う時間を過ごしました」と明かした。

大会前から左脚に「足が抜ける」ような症状が出ていた。

「振り返れば、大会に向けてできる限りの準備を重ねてきた一方で、脚の力が抜ける症状を心のどこかで言い訳にしていた自分が、何よりも悔しく、情けなく感じました」

レース前には自身のSNSで「これまでとは少し異なる思いを持ってスタートラインに立つことになりそうです」と引退を示唆するような投稿もしていた。

しかし、今回の投稿では「これまで支えてくださった方々への感謝や、競技に対する思いを改めて見つめ直す中で、自分自身が『すべてやり切った』と胸を張って言えるよう、もう一度競技と向き合うことを決意しました」と現役続行を決めた。

さらには「思うような走りができない時期や、決断するにあたっても、GMOインターネットグループのチームメンバー、監督、関係者の皆様、そして青山学院大学の原監督にも、とても親身に相談にのっていただきました。ここまで競技を続けてこられたのは、多くの方々の支えがあったからこそと改めて実感しています」と感謝していた。

今後は来年元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で2連覇を目指す。

吉田は「一度は引退を考え、ご心配もおかけしましたが、どのような状況でも諦めず、最後まで戦い抜く覚悟です。引き続き、温かいご声援をいただけますと幸いです」と呼びかけた。

青学大出身の吉田は箱根駅伝は3年時まで出場がなく、初出場となった1月2日の4区(20・9キロ)で1時間0分30秒の区間新記録をマークし、総合優勝に貢献した。卒業後は引退予定だったが、マラソンでの活躍を見据えて、競技続行を表明し、GMOインターネットグループに加入。今年2月の別府大分毎日マラソンでは日本人トップ2位で来年10月の28年ロサンゼルス五輪代表選考会MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権を獲得している。