<全日本実業団対抗駅伝>◇1日◇群馬県庁前発着(7区間100キロ)◇37チーム

 コニカミノルタが5年ぶり7度目の優勝を果たした。

 2区まで14位と出遅れたが3区で4位に浮上。4区のエース区間で宇賀地強がトップに立つと、5区で伊藤正樹が区間賞の走りを見せ、2位に26秒をつけて独走態勢に入った。6区の新田良太郎も区間賞の快走でリードを広げると、アンカーのベテラン松宮隆行が悠々とゴールテープを切り、胴上げされた。

 01年から3連覇、05、06年に連覇、08年にも優勝し「21世紀駅伝王者」と呼ばれた。それだけに酒井勝充監督は「非常に長かった5年間でした。感慨無量です」と5年ぶりの復活優勝を喜んだ。アンカーの松宮は「今までの優勝で一番うれしい。5年分の優勝です。若手が良く頑張ってくれました」と感激していた。