荒木大輔

82年8月、夏の甲子園準々決勝 6回裏、早実・荒木は池田・水野に本塁打を打たれ悔しがる
82年8月、夏の甲子園準々決勝 6回裏、早実・荒木は池田・水野に本塁打を打たれ悔しがる

空前絶後の大ちゃんフィーバー。3年生になった早実・荒木大輔は5季連続甲子園へ。準々決勝で蔦監督率いる〝やまびこ打線・池田〟と対戦した。荒木は立ち上がりから球に切れがなかった。連投の疲れか、1年から投げ続けた蓄積疲労なのか。2回までに5失点。2年生・水野(元巨人)にはバックスクリーン左に特大2ランを打たれた。7回途中12安打7失点KO。「最後は荒木で」と右翼から再登板したが、計17安打10失点、2-14で大敗した。「甲子園って、残酷だなって思った。むごいというか」。3年間甲子園に教えられたことは「仲間を信頼することです」と迷いなく答えた。大ちゃんフィーバーはプロの世界に移る。

(lll ̄□ ̄)

<高校野球・1982年8月18日掲載>