岡本太郎

岡本太郎が作った太陽の塔はいまも大阪万博の象徴として保存されている
岡本太郎が作った太陽の塔はいまも大阪万博の象徴として保存されている

70年大阪万博のシンボル「太陽の塔」。現代芸術の旗手としてド肝を抜く作品を生み出す。小学校、兵役、戦後の芸術活動で不本意かつ一方的な攻撃を受けたことから、岡本の哲学の根幹は「挑む」となり、常識さえ一切の妥協を拒否して挑む。「僕の言う『爆発』は、全身全霊が宇宙に向かって無条件、無目的にパーッと開くこと」。ちょっと難しい。「生きがいとは、本当にこうしたい、こうするべきだと思うことを貫き、純粋に筋を通すこと」。ちょっと分かってきた。恋愛については上記の接吻の続きが「精神と肉体が微妙にからむ瞬間であり、受け方、拒み方にその人の人生観が浮かび上がり、その女性の実体があらわになる」。よ~く分かりました。

(^o^)

<芸能・1991年4月3日掲載>