フィリップ・トルシエ

シドニー五輪サッカー 男子サッカー準々決勝 米国対日本 PK戦でPKはずし頭を抱える中田英寿
シドニー五輪サッカー 男子サッカー準々決勝 米国対日本 PK戦でPKはずし頭を抱える中田英寿

あ、あっ、あ~。中田英寿が外した。米国に負けた。シドニー五輪準々決勝。2-2のまま延長戦でも決着がつかずPK戦へ。中村俊輔→稲本潤一→森岡隆三と成功。そして中田。右足からのボールが左ポストを直撃。失敗。続く明神智和が決めるもビクトリヌに入れられ32年ぶりメダル獲得のチャンスを逃した。中田は外した瞬間大きくのけぞった。トルシエ監督は言った。「過去にはプラティニも、ジーコもPKを外した。誰かが外さないとPK戦は終わらない。それがPK戦のつらい現実だ」と。オーバーエージの三浦淳宏は「PK戦は得てして、試合で活躍した選手が外すものだから」。中田は苦笑いを浮かべてバスへ消えた。

(lll ̄□ ̄)

<サッカー・2000年9月24日掲載>