渡部暁斗

平昌五輪ノルディック複合個人ノーマルヒルの後半距離で銀メダルを決めた渡部暁斗
平昌五輪ノルディック複合個人ノーマルヒルの後半距離で銀メダルを決めた渡部暁斗

ソチに続き平昌でもノルディック複合個人ノーマルヒルで銀メダルに輝いた渡部暁斗。3種目出場のまず第1発目で表彰台に上がった。幸先よし。だが、続く個人ラージヒルではジャンプでトップに立つも距離で及ばず5位、団体では4位だった。実は五輪直前に左肋骨(ろっこつ)を折っていた。帰国会見で団体の競技後に判明した骨折に質問が集中した。今も「起きる時や大笑いすると痛い」と言いつつ「試合には影響はなかった」ときっぱりと答えた。「僕の口から言うつもりはなかった」のは、金メダルを逃した言い訳にはしたくなかったからだ。トップの誇りと意地。「試合はくるもの。手を抜かず戦っていく」と、次なる戦場へ乗り込む。

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<平昌五輪・2018年2月25日掲載>