初出場のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア=ロットNL・ユンボ)が逃げ切りでアルプス初日のステージを制し、スロベニア人選手史上初のツール・ド・フランス勝利を手にした。

 標高2642メートルのガリビエ峠まで6・5キロで逃げ集団から飛び出し、単独で山頂を通過。そのまま残り28キロの下りを逃げきった。

 1分13秒遅れでメイン集団がゴールし、2位リゴベルト・ウラン(コロンビア=キャノンデール・ドラパック)、3位クリストファー・フルーム(英国=スカイ)、4位ロマン・バルデ(フランス=AG2R・ラモンディアル)、5位ワレン・バルギル(フランス=サンウェブ)だった。アルベルト・コンタドール(スペイン=トレック・セガフレード)は1分44秒遅れの8位、ファビオ・アルー(イタリア=アスタナ)は1分44秒遅れの10位、ナイロ・キンタナ(コロンビア=モビスター)は7分47秒遅れの23位に沈んだ。

 総合はフルームが首位を守り、27秒遅れの2位にウランが浮上。3位にはバルデ。アルーは4位に後退した。またマルセル・キッテル(ドイツ=クイックステップ・フロアーズ)がリタイアし、マイヨ・ベール(ポイント賞)はマイケル・マシューズ(オーストラリア=サンウェブ)に移った。

 新城幸也(バーレーン・メリダ)は33分41秒遅れの141位で、総合は2時間v51分47秒遅れの108位。