東京オリンピック(五輪)自転車ロードレースのテスト大会が21日、東京・武蔵野の森公園から富士スピードウェイの179キロで行われた。優勝は欧州3大レースのジロ・デ・イタリアでステージ6勝のウリッシ(30=イタリア)。「かなりの急坂だったが、イタリアチームは坂に強いから、来年も勝てる」と、難所の三国峠を制して話した。

五輪史上最も過酷といわれる難コースで95人がスタートして完走は49人。本番では距離が延び、獲得標高も約5000メートルと1300メートルも増えるため「さらに厳しくなる」と組織委員会スポーツマネジャーの片山右京氏は話した。最大の目標だった安全な運営を成功させ、本番までに観客にどう見せるかという課題に挑戦する。