BMXフリースタイル・パークの中村輪夢(17=ウイングアーク1st)が、東京五輪の金メダルを宣言した。中村は17日、今季国内最終戦も圧勝。年間王者に輝き、来年に向けて「東京五輪で金メダルを目指したい」と話した。

正式種目に決まった2年前は「出たいと思ったが、メダルまでは考えなかった」が、今季は4月に広島で行われたW杯2位で初めて表彰台に上がり、10月には初優勝。年間総合ランクでもトップになり「金メダルの可能性が見えてきた」と話した。

今年1年を表す漢字1文字を「飛」とし「今年は飛躍できたし、高さは自分の武器なので」と説明。来年の漢字を聞かれ、少し考えて「金」と言った。

世界王者になったと言っても「まだまだ技の難度もトップとは差がある」。次戦は1月の予定で「試合がない間は、新しい技を習得したい」と貪欲に話した。「誰もやっていない技。自分らしい、人とは違う技をやりたい」と言い「練習は毎日する。もっと練習すれば、もっとできる」と笑顔で話した。

女子の大池水杜(22=ビザビ)は圧勝で年間王者にも輝いたが「いい1年ではなかった」と振り返った。安定してW杯などで世界で決勝に残ったが「残るのは当たり前になっている。もっと、いい結果を出さないといけない」と疲れ切った表情。2カ月のオフに「メンタルをめちゃくちゃ強くしたい」と話していた。