【フィギュア】島田麻央、シニアデビュー戦を優勝で飾る「良い初試合になった」3A着氷

シニア初戦で優勝し表彰台で笑顔をみせる島田麻央(中央)。左は2位の山下真瑚、右は3位の松生理乃(撮影・野上伸悟)

<フィギュアスケート:名古屋市スケート競技会 みなとアクルス杯>◇25日◇愛知・邦和みなとスポーツ&カルチャー◇女子フリー

今大会がシニアデビューとなったショートプログラム(SP)首位の島田麻央(17=木下グループ)が、フリーも143・68点でトップとなり、合計221・97点で優勝した。

「雨乞い」をテーマにした新フリーを初披露。カラフルな衣装で壮大な世界観を表現した。2本目の4回転トーループは転倒したものの、トリプルアクセル(3回転半)を着氷させ、スピンとステップシークエンスは全て最高のレベル4を獲得。シーズン初戦を納得のできで飾り、「すごく楽しんでできた。良い初試合になった」と充実の表情を浮かべた。

昨季までのジュニア時代は39戦無敗。史上初の世界ジュニア4連覇を成し遂げた17歳は、前日のSP後に「攻める立場」と口にしていた。その言葉通り、初戦からフリーでも4回転と3回転半を組み込んだ高難度構成に挑戦。2本同時成功とはならなかったが、「ここまで練習してきた中で、去年よりも4回転の成功率が上がっていた。この試合は守るというより攻めていくと決めていたので、入れようと思った」とうなずいた。

今季からルール改定でジャンプ本数が7本から6本に減少。「楽になるかなと思っていたけど、思ったよりきつかった」と苦笑いを浮かべつつ、「スピンやスケーティングをもっと練習するいい機会になる。総合的に良かった」と前向きに受け止めた。

今後は国内大会を経て、グランプリ(GP)シリーズデビューへ向かう。10月30日開幕の第2戦カナダ大会がGP初戦。「試合ごとに全力で挑んで、その結果を振り返りながらレベルアップして国際大会に向かえたらいい」と見据えていた。【勝部晃多】