フィギュアスケート・ペアで2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)金メダルの「りくりゅう」こと三浦璃来さん(24)木原龍一さん(33)組が初めてプロデュースしたアイスショー「THE DESTINY」の千秋楽が2日、東京辰巳アイスアリーナで行われた。
日本勢初の年間グランドスラムを達成した22-23年ショートプログラム(SP)の「You'll Never Walk Alone」などを舞った。ミラノ五輪で大逆転を演じたフリー曲「グラディエーター」を披露すると、満員の観衆はスタンディングオベーション。それを見た三浦が感極まって涙を流し、目元を拭うシーンもあった。
7月31日から計4公演が行われた「THE DESTINY」は、世界でも珍しいカップル種目特化型のショー。通常のショーはやや小さめのリンクで滑るのに対し、今回は競技会と同じサイズを使用した。
第1部の最後に氷上であいさつをした木原さんは「選手たちがマックスの力で滑れる環境のほうが皆さんにもっと魅力をお伝えできると思った」と説明。三浦さんは「You'll Never Walk Alone」を滑った理由について「私たちにとってすごく思い入れがある。初めて世界選手権で優勝して、年間グランドスラムを達成した時のプログラム。『THE DESTINY』のロゴにも青色と金色を使わせていただきました」と思いを込めた。
ペアで3月の世界選手権4位の「ゆなすみ」こと長岡柚奈、森口澄士組(木下アカデミー)やアイスダンスでミラノ五輪団体銀メダルメンバーの「うたまさ」こと吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)ら日本勢に加え、海外のトップ選手も集結した。
ペアではミラノ五輪銀メダルのアナスタシア・メテルキナ、ルカ・ベルラバ組(ジョージア)、銅のミネルバ・ファビエンヌ・ハーゼ、ニキータ・ボロディン組(ドイツ)らが登場。アイスダンスではミラノ五輪銀のマディソン・チョック、エバン・ベーツ組(米国)、銅のパイパー・ギレス、ポール・ポワリエ組(カナダ)らが出演した。
「りくりゅう」は19年にペアを結成。ミラノ五輪では、日本ペア初の表彰台となる金メダルをつかんだ。4月に現役引退を表明し、将来的な指導者転身を視野にプロへ転向した。