<フィギュアスケート:東京夏季競技大会>◇第2日◇23日◇東京辰巳アイスアリーナ◇シニア男子ショートプログラム(SP)
今季からシニア転向の中田璃士(17=MFアカデミー)がデビュー戦に臨み、2位に大差の87・77点の首位で好スタートを切った。
1本目に4回転サルコー-3回転トーループ。2本目には4回転トーループを着氷。スタンドからは歓声や拍手が起きた。
しかし、3本目のトリプルアクセル(3回転半)で転倒。「悔しいですし、まだ滑りが足りていない」と課題を口にした。
9月の木下グループ杯も控える中、今大会の出場理由には「1回、試合感覚を味わいたい」と答えた。
だが、重圧もあった。
「少し期待をされる中での試合だったので、100点も出したい気持ちだった。そういうところで自分にプレッシャーをかけてたりしたのかな」
シニア独特の雰囲気に圧倒されたのか。
普段は40分程度のウォーミングアップを2時間に拡大。「そんなのしなければよかった」と話すほど独特の緊張感と向き合っていた。
国内のシニアでは4回転ジャンプが常に求められるようになる。
中田自身も「シニアに上がったら4回転を2本やらないといけないので、そういうプレッシャーも感じたりする。ジュニアだったらアクセルまでなので、ジュニアの選手がうらやましいと思う時もあります」と本音も漏らす。
それでも、「シニアでも勝つ気持ちでいるので、その気持ちは変わらない」。強気な一面ものぞかせた。
次戦の木下グループ杯ではミラノ・コルティナオリンピック(五輪)銅メダルの佐藤駿(22=エームサービス/明大)と三浦佳生(21=明大)が参戦する。
17歳の新星は「自分もジャンプでは負けていないと思う。逆にスピンやステップでもその差を開きたい。駿とか佳生の本当に全日本ぐらい(のレベル)なので、しっかり滑りとかで負けないように頑張ります」と力を込めた。