フィギュアスケートのチャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯は4日、東京・田中貴金属アイスアリーナで開幕する。女子で2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)銅メダルの中井亜美(18=TOKIOインカラミ)は3日、前日練習で調整。今季初戦へ「現状を把握できる試合。まずはしっかり自分自身に集中して、ジャンプもしっかり成功できたら」と冷静に思い描いた。
今大会は、個人の中立選手(AIN)としてロシア勢で22年北京五輪銀のアレクサンドラ・イグナトワ(旧姓トルソワ)が出場。結婚と昨夏の出産を経て約4年半ぶりに国際大会へ復帰する22歳は、1歳になった男の子をベビーカーで押して会場入りすると、氷上で4回転ルッツを着氷した。
中井は「トルソワ選手が本当に大好きで、ずっとテレビで見ていた。4回転ジャンプをバンバン跳んでいる姿を見て、すごくかっこいいと思っていた」と告白。リンクサイドではほほ笑みかけてくれたといい「めっちゃうれしかったです」と無邪気に喜んだ。
シニア1年目だった昨季は、グランプリ(GP)シリーズデビュー戦のフランス大会で優勝。GPファイナルで銀メダルをつかむと、ミラノ五輪では銅メダルと大躍進した。
今季は30年五輪へ向けて、リスタートとなるシーズン。「去年よりも、怖いもの知らずっていう気持ちは少しずつなくなってきているけれど、楽しもうという気持ちだけを持って、今は頑張ろうと思っている」と思いを込めた。