【フィギュア】旧姓トルソワ、母として復帰した国際大会「子どもが大きなモチベーション」

女子SPで華麗な演技を披露するアレクサンドラ・イグナトワ(撮影・宮地輝)

<フィギュアスケート:チャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯>◇4日◇東京・田中貴金属アイスアリーナ◇女子ショートプログラム(SP)

22年北京五輪銀メダリストでロシアのアレクサンドラ・イグナトワ(旧姓トルソワ)は、74・92点で4位発進となった。

冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を着氷すると、両手を上げて跳んだ3回転ループにも成功。後半の3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプもきれいに決め、大きなミスなく演技をまとめた。「信じられない気持ち」と振り返った。

母となって戻ってきた国際大会の舞台。「前に出た国際大会は22年だった。それほど時間がたったことに驚いている」と話すが「氷の上での感覚は変わりません。4年前と比べることに意味はありません」と言い切った。

スタンドでは1歳の長男が演技を見守った。「子どもがいることがモチベーションになっている」。出産による体への影響については「(22年の)オリンピックの頃と同じ状態ではないですが、出産前と同じ状態です」と話した。

今大会は中立選手(AIN)の選手として、女子シングルにロシアのアンナ・フロロワ、カミラ・ネリウボワも出場。ロシアメディアは約10社15人が取材に申請している。

ロシアは22年2月にウクライナへの侵攻を開始。以降は国際スケート連盟(ISU)を含む多くのスポーツ団体がロシアと同盟国のベラルーシ選手を国際大会から排除していたが、一部の競技では24年パリ五輪から厳しい出場基準をクリアした選手において、AINとしての出場が容認。ISUは今季(26-27年)からAINとして国際大会への参加を容認している。

SP首位発進は2月のミラノ・コルティナ五輪銅メダルの中井亜美(18=TOKIOインカラミ)で80・27点。シニア国際大会デビューの島田麻央(17=木下グループ)は78・84点で2位発進となった。フリーは6日に行われる。