【フィギュア】なぜミラノ五輪の出場資格に差? ワンツー発進の中井亜美&島田麻央は同学年

木下グループ杯で女子SP首位の中井亜美(左)と島田麻央

<フィギュアスケート:チャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯>◇4日◇東京・田中貴金属アイスアリーナ◇女子ショートプログラム(SP)

2月のミラノ・コルティナ五輪銅メダルの中井亜美(18=TOKIOインカラミ)が、自己ベストの80・27点で首位発進した。シニア国際大会デビューとなった島田麻央(17=木下グループ)も、自己新の78・84点で2位。JKコンビがワンツー発進した。

2人はともに高校3年生だが、中井がシニア2年目であるのに対し、島田は同1年目。五輪の出場資格も中井には付与されたが、島田には付与されなかった。なぜ同学年にもかかわらず、出場資格に差があったのか。

国際スケート連盟(ISU)は22年6月に五輪出場の条件となるシニアの年齢制限について、15歳から17歳へ段階的に引き上げると発表。23-24年シーズンから16歳、24-25年シーズンから17歳となった。フィギュアのシーズンの切り替わりは7月1日。ミラノ五輪の代表資格者は25年6月30日時点で満17歳が条件となった。

日本は高校2年生の世代にあたり、08年4月27日生まれの中井には出場資格が付与。一方で同10月30日の島田には資格が与えられなかった。

年齢制限は低年齢選手の心身への負担、健康への影響、競技人生の短命化への懸念からの措置。特にフィギュア女子は18年平昌五輪の15歳ザギトワら、低年齢層の金メダルが目立った一方で、選手寿命の短さが問題視されてきた。

22年北京五輪にはROC(ロシア・オリンピック委員会)から世界最高得点保持者で15歳のワリエワが出場。大会中にドーピング問題が表面化した際、世界反ドーピング機関(WADA)の規定で16歳未満は「要保護者」として制裁を免れたため、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が出場継続を容認した。その判断が物議を醸し、年齢制限改定への流れが決定的となった。