【フィギュア】中田璃士ぼう然「悔しい」SP首位→フリーで5位転落…ジャンプ1本分無効のミス

男子フリーを終え厳しい表情の中田璃士(撮影・宮地輝)

<フィギュアスケート:チャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯>◇第2日◇5日◇東京・田中貴金属アイスアリーナ◇男子フリー

世界ジュニア選手権2連覇の中田璃士(17=MFアカデミー)がシニアの国際大会デビュー戦に臨み、合計243・15点で総合5位となった。

首位発進した4日のショートプログラム(SP)から一転、フリーは7位の146・67点と失速。「チャンスがあるのにこのような結果になった。悔しいですね」と肩を落とした。

ルール改正によって、今季から同じ種類のジャンプは回転数にかかわらず最大3本と変更された中、冒頭から4回転サルコー、4回転-3回転の連続トーループ、2回転トーループを跳んだ。4回転トーループをもう跳ぶことはできないが、2回転トーループになったミスをリカバリーするため、次も4回転トーループを選択。綺麗に着氷したものの、ルール違反によってジャンプ1本分の点数が無効になり、得点が伸びず。演技後は首を横に振り、得点がアナウンスされるとぼう然とした表情を浮かべた。

「ルール変更はあったのは知っていたが、試合でこれをしたのは良くなかった」と反省。一方で果敢に4回転トーループを跳びにいった姿勢については「あそこでいけたのは収穫と捉えたい。良くないところがたくさんあるので直したい」と修正を誓った。

元フィギュアスケート選手の父誠人コーチと英国出身の母のもと、英国で生まれた新星。23年ジュニアグランプリ(GP)ファイナルを制し、全日本ジュニア選手権も24年から連覇した。シニアも交えた全日本選手権でも、24年に2位と躍進。年齢制限によって今年2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の出場資格はなかったが、当地の会場で男子フリーを観戦し、4年に1度の大舞台を目に焼き付けた。

シニア転向1季目となる今季は、世界のトップが集うGPシリーズにも2試合にエントリー。第2戦スケートカナダ(10月30日~11月1日)がGPデビューとなる。

優勝はウラジスラフ・ジキジ(AIN=個人の中立選手)で合計265・68点。2位は佐藤駿(22=エームサービス/明治大)で255・92点。三浦佳生(21=明治大)は合計233・81点で7位だった。