フィギュアスケート男子の冬季オリンピック(五輪)2連覇王者でプロ転向4年目の羽生結弦さん(31)が29日、西東京市・東伏見アイスアリーナで家電大手「Haier(ハイアール)」とブランド「AQUA(アクア)」の新製品発表会に登場した。
冒頭では黒色の衣装でリンクを滑走。華麗な舞いを披露した。24年から同社のブランドアンバサダーを務めており「ハイアールさんもアクアさんも、常識にとらわれずにどんどん挑戦している姿に深く共感しています。こうして一緒にお仕事をさせていただいて、ブランドアンバサダーになれていることを本当にうれしく思います。僕自身も挑戦を続けて、一緒に頑張りたいです」と思いを口にした。
今月11日には、新アイスショー「Yuzuru Hanyu “REALIVE” an ICE STORY project」の佐賀公演を11月28、29日にSAGAアリーナで開催することを発表した。
今の原動力を問われると「もちろんスケートが好きという気持ちは大切にしています。ただ、スケートの練習やトレーニングをしていると、9・9割くらいがうまくいかないこと。そうなると、どんどん『スケート嫌いだ』となったりします」と正直な思いを吐露。胸の内では弱音を吐きそうにもなるが、競技者の頃からの信念が今の自分を支えている。
「でもやっぱり、それでも努力をした先で、誰かが自分の演技を直接見に来たいと思ってくれたり、海外からも見に来てくださる方がいらっしゃったり、ライブビューイングやテレビなどのいろいろな媒体だったりで見ようとしてくださる方々がたくさんいる。何となく見て『あ、羽生結弦、こんな演技してるんだ』となった時、やっぱり期待以上のものでありたいというのは常にあるんです。それはプロになってからはもちろん、競技をやっていた頃からずっと変わらない僕の中の信念です。これからもずっと進化し続けたいなと思っています」
来年はプロ転向5周年の節目の年。今後について「分からないことの方が面白いと思えているので、分からない未来に向けて、今できる最大限の努力を積み重ねて、自分自身を磨き続けたいと思います」と言葉に力を込めた。