【フィギュア】千葉百音、今季初戦で77・31点「すごく良い感覚」7月に右足首捻挫も復調

シニア女子SPで演技を終えた千葉百音(撮影・江口和貴)

<フィギュアスケート:東京選手権>◇2日◇第1日◇東京・田中貴金属アイスアリーナ◇女子ショートプログラム(SP)

2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)4位の千葉百音(もね、21=木下グループ)が今季初戦に臨み、77・31点を記録した。

7月に右足首を捻挫した影響で初戦が遅れたが、高得点をマーク。冒頭からフリップ-トーループの連続3回転、ダブルアクセル(2回転半)、3回転ルッツを降りた。昨季の世界選手権銀メダリストは「すごく良い感覚で初戦を迎えられたことはとてもうれしい」と手応えを示した。

練習中の捻挫により、約1カ月は氷から離れた。「これだけ氷から離れたのは初めて」と焦りを感じたが、その間は陸上でのリハビリに加え、近所のプールにも通った。

「水中ウォーキングをするために行ったんですけど、たまたま行ったところに水中ウォーキングのコースがなくて、泳がざるを得なくて…」

もともと水泳は苦手だったが、これを機に上達。「クロールは12・5メートルくらいで足がつく感じだったけど、25メートルはいけるようになった。平泳ぎも全然ダメだったんですけど、25メートルを泳げるようになりました」と笑顔で明かした。

8月中旬からは氷上練習を再開。9月を迎える頃には、通し練習ができるまでに回復した。

シーズンのスタートが遅れる格好となり「他のシニアの選手が初戦からすごい演技をしている姿を見て、自分がまだそのポイントまで上げられていないことに焦りを感じるところはすごくありました」と素直な心境を吐露。ただ、練習を重ねるごとに焦燥感はなくなっていった。

「自分の良い感覚がつかめるようになっていくにつれて、そういうのも消えていって。シーズンごとにいろいろなシーズンの始まり方があるけれど、今年はこのやり方で行くと思って頑張れている」

序盤の出遅れも受け入れて、ここから新シーズンを加速させていく。【藤塚大輔】