【フィギュア】中井亜美225・52点でV「絶対自分ならできる」跳び方変わった3回転半に自信

シニア女子の表彰式に臨む優勝の中井亜美(中央)ら。左は2位の青木祐奈、右は3位の住吉りをん(撮影・江口和貴)

<フィギュアスケート:東京選手権>◇3日◇第2日◇東京・田中貴金属アイスアリーナ◇女子フリー

2月のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)銅メダルの中井亜美(18=TOKIOインカラミ)が合計225・52点で優勝した。

首位だったショートプログラム(SP)に続いて、フリーも144・23点で1位。冒頭で大技トリプルアクセル(3回転半)を決め、全6本のジャンプを降りた。

最終グループは、同五輪代表の千葉百音や4大陸選手権女王の青木祐奈、住吉りをんらが入るハイレベルな争いとなったが、最終滑走で貫禄の演技を披露。直前の6分間練習では3回転半がうまく決まらなかったものの、「不安感も全くなくて、絶対自分ならできるという自信もちゃんとあった。それがいい結果につながった」と胸を張った。

練習の出来に左右されない強さがある。「今ダメだったから、次は絶対跳べるはずと思うようにしている」。オフシーズンのカナダ合宿を経て、大技の感覚に変化があった。「前は結構勢いとか力を使って跳ぶイメージだったんですけど、今は筋力もついてきて、タイミングをちゃんと合わせれば、そんなに力を使わずにできるようになってきている」。コンパクトに跳ぶ感覚をつかみ、練習での成功率も上昇。「五輪の時からすごくいい方向に変わってきていると思う」と手応えを口にした。

フリーも安定感を増してきた。ほぼ毎日曲をかけ、フリーのジャンプ6本を全て跳んだ直後に、SPの曲をかけて3本跳ぶ練習に取り組んでいる。「体力作りをメインでやってきていて、それがフリーだったりSPだったりの安定感につながっている。本当に量をこなしてきたというのが大きいです」とうなずいた。

今季のグランプリ(GP)シリーズ初戦となるフランス杯(23日開幕)へ向け、弾みをつける快勝となった。「この時期にここまで上げてこられるとは思っていなかったので、正直自分でもびっくりしている」と笑み。「すごくいい流れで来ていると思うので、フランス杯に向けてもっともっと質を上げていければいい」と見据えていた。