【フィギュア】山本草太「収穫のある演技だった」ケガで出遅れも…今季初戦に充実の表情

シニア男子ショートプログラム 華麗な演技を披露する山本草太(撮影・森本幸一)

<フィギュアスケート:中部選手権>◇11日◇名古屋市・邦和みなとスポーツ&カルチャー◇男子ショートプログラム(SP)

山本草太(26=中京大)が今季初戦に臨み、78・07点で首位発進した。

右太もも裏の肉離れや腰痛の影響で出遅れたが、冒頭では4回転トーループを成功。トリプルアクセル(3回転半)で手をつき、フリップ-トーループの連続3回転もセカンドが2回転となったが、懸命に体を動かした。

「客観的に見るとミスがある悔しい演技だと思うんですけど、個人的には初戦として収穫のある演技だったと思います」と充実感を漂わせた。

近年は腰の痛みを抱えており、今季は8月のサマーカップ、9月のチャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯を欠場。その間はリハビリに努め、9月中旬以降に氷上練習を再開した。この日はジャンプの構成難度を落としながらも、最後まで滑り切った。

「最初の4回転は流れの良い、質の良いものになったと思います。アクセルも悪い失敗ではなくて、高さがあったので。演技の表現も良い面があったかなと思うので、総合的に見たら収穫のあるショートだったと思います」

22年グランプリ(GP)ファイナル銀メダルや、26年4大陸選手権銅メダルと実績十分の26歳。今季のGPシリーズは、第1戦フランス大会(10月23~25日)、第4戦スケートアメリカ(11月13~15日)に出場する。

GP開幕まで残された時間は短いが「GPシリーズへ向けて試合の空気感を味わえる場になると思う。フリーは初お披露目で、体力的に難しいとは思いますが、出し切りたいです」と貴重な実戦機会とする。