<フィギュアスケート:東日本学生選手権>◇18日◇第3日◇東京・田中貴金属アイスアリーナ◇男子フリー
フリーのみで争われ、菊地竜生(21=明大)が111・14点で3位となった。冒頭からトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2本成功させたが、3回転ループで転倒するなど取りこぼしもあり、「ちょっともったいないところが多くあった」と振り返った。
氷上でひときわ目を引く銀髪には、こだわりがある。「衣装が全体的に黒いテーマで、黒髪だとパッとしない印象があった」。曲のイメージに合わせ、試合前に自らスプレーで髪を色づけている。「髪だけにかけようと思っていても、結局顔とかについてしまう」と苦労もあるが、その作業も演技に向けた準備の一部。「気合が入るので、形から入るのも重要だなと思いました」と笑った。
ショートプログラム(SP)、フリーともに振り付けは姉の里菜さんが手がける。元フィギュアスケート選手で、劇団のミュージカルコースで学んだ経験もあり、陸上と氷上の両方で振り付けができるという。「また新しい滑りができるかな」と、その表現力を頼った。
依頼したきっかけは、高校3年時に強化選手から外れたことだった。「気持ちを切り替えるイメージとして、自分の意見とかも交えながら一緒に振り付けできたらいいなと思った」。姉にとっても、フィギュアの振り付けを手がけるのは菊地が初めて。きょうだいで意見を交わしながら、プログラムをつくり上げてきた。
高橋大輔さんが手がけるアイスショー「滑走屋」にも出演し、表現の幅を広げてきた。大学4年で迎えた今シーズンは、昨季逃した全日本選手権への出場を目指す。次戦の東日本選手権(29日~11月1日、群馬・ALSOKぐんまアイスアリーナ)へは、スピンやステップの精度向上が課題。「疲れてしまって、一瞬軸がふらついてミスにつながっている」と分析し、滑り込みで体力を高めていく。「全日本に進んで、自分の満足の演技ができたら」と意気込みを語った。