【フィギュア】仏デモがGPシリーズに影響「気が休まらない」日本選手、バス運休でホテル戻れず

GPシリーズ・フランス杯のメダリスト会見で笑顔を見せる中井亜美(中央)。左は2位のアナスタシア・グバノワ、右は3位のララ・ナキ・グッドマン(撮影・松本愛香)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス杯>◇24日(日本時間25日)◇アイスパーク◇女子フリー

【アンジェ(フランス)=松本愛香通信員】中井亜美(18=TOKIOインカラミ)がショートプログラム(SP)3位から逆転優勝を飾った。フリーで149・08点を積み上げ、合計219・74点で大会連覇。2位のアナスタシア・グバノワ(ジョージア)に16・92点の大差をつけ、2季連続のファイナル進出へ好発進を切った。

SP首位の青木祐奈(24=日本建物管財)はフリー5位の124・31点にとどまり、合計200・62点で総合4位。住吉りをん(23=オリエンタルバイオ)は合計190・70で総合6位だった。

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フランスで拡大しているデモが、選手たちの調整に影響を与えた。青木は「デモの関係で、朝起きてからバタバタしていた。(朝の公式)練習から長い時間が空いていたので、ホテルに1度戻って過ごす予定だったのが、ホテルのほうが良くない状態だったみたいで、シャトルバスも運休になって、ホテルに帰れずにずっとリンクにいる状態だった」と明かした。

フランスでは、物価高対策や教育環境の改善を求める労働組合主催の大規模なデモが発生中。パリでは軍部隊による厳戒態勢が敷かれており、GP開催地のアンジェでもデモが起きている。

フィギュアの競技会では朝の公式練習から競技開始まで時間が空く場合、いったん滞在先のホテルへ戻る選手が多い。今大会は女子の公式練習終了からフリー開始まで約7時間半の空きがあったものの、会場とホテルの間を運行するシャトルバスが街の危険を考慮して運休になったため、日本選手は会場で過ごすことを余儀なくされた。

青木はリンクで軽食をとり、休憩スペースで昼寝をしていたといい「いつも通りになるようにみんなで過ごしていました」と説明。中井は「いつもより気は休まらなくて、全く睡眠もできなかった」としつつ、「やることは1つしかなかったので。そう考えたら、集中もできて、演技中は落ち着いてできていたのかなと思います」と、思わぬ事態にも動じないよう努めていたと明かした。