<フィギュアスケート:全日本選手権アイスダンス予選会>◇31日◇ALSOKぐんまアイスアリーナ◇アイスダンス・リズムダンス(RD)
地方大会が「しょまりん」フィーバーに沸いた。
愛称「しょまりん」の本田真凜(25)宇野昌磨(28=ともにトヨタ自動車)組が、アイスダンスで公式戦デビュー。観戦チケットは完売し、約1700席の固定席がほぼ埋まった。報道陣も60人以上が詰めかけ、2人の再出発に大きな注目が集まった。
東日本選手権と併催される予選会。通常は無料で観戦できる東日本選手権も、今回は注目度の高まりを受けて有料開催となった。全席指定5000円のチケットは、抽選も高倍率に。競技復帰した2人の初陣を見届けようと、多くのファンが群馬の会場を訪れた。
男子シングルで世界選手権2連覇、五輪2大会連続メダルの宇野と、16年世界ジュニア選手権女王の本田。ともに24年に現役を退いたが、今年5月にアイスダンスでの競技復帰を発表。30年冬季五輪出場を目指す新たな挑戦が始まった。演技前の5分間練習から「しょまりん」コールの声援を送られ、本田は「実際に群馬までたくさんの人が来てくださって。「出ていった瞬間に『すごくよかったな』っていうのを、まず始まる前に実感しました」としみじみ。宇野も「たくさんの観客の真ん中に立った時に、1人ではない経験を自分の人生でやってよかったなって思う、そういう大きな1日、第一歩目だったかなと思います」と感慨を込めた。
2人はRD「ポエタ」を演じ、58・68点で4位発進。11月1日のフリーダンス(FD)では「四季」を披露する。