【フィギュア】“しょまりん”初陣4位 本田真凜「すごいでしょ」リフト全て最高のレベル4

フリーダンスの演技を披露する本田真凜、宇野昌磨組(撮影・小沢裕)

<フィギュアスケート:全日本選手権アイスダンス予選会>◇1日◇ALSOKぐんまアイスアリーナ◇フリーダンス(FD)

アイスダンスで愛称「しょまりん」こと本田真凜(25)宇野昌磨(28)組(トヨタ自動車)が、公式戦デビューを4位で終えた。

フリーダンス(FD)は87・02点で、前日のリズムダンス(RD)に続いて4位。合計145・70点をマークし、合わせて2種目を完遂したため、全日本選手権(12月24~27日、大阪・東和薬品RACTABドーム)の出場権獲得が確定した。

FDは「四季」。本田はピンクや紫が重なる花びらのような衣装、宇野は深緑の衣装で臨んだ。冒頭のコンビネーションリフトを構成する二つと、単独のリフトは、いずれも最高のレベル4を獲得。時間を割いて磨いてきた技が、初戦から評価された。

シングル出身であることや身長差から、リフトの難しさを指摘する声も耳にしていたという本田は、持ち上げられている時に「『すごいでしょ』っていう気持ちで上にいました」と振り返った。「全然怖さもないですし、自分のリフトに集中して上にいることができている」と練習の成果を実感した。

一方で、ツイズルは2人ともレベル1にとどまるなど課題も残った。宇野は、RDでは力を出し切った感覚と、望んだ点数との間にギャップがあったと説明。この日は採点につながるポイントを冷静に見極められたといい、「賢く演技をするっていうのが必要になるのかな」と、点数を得るための取り組みも見据えた。

成長への自信は揺るがない。宇野は「僕たちは試合に出れば出るほど成長すると思いますし、時間をかければかけるほど、まだまだ成長できる場所がたくさんある」。本田も「自信を全く失っていない」とうなずいた。

30年フランス・アルプス五輪出場の目標も変わらない。今後は再びイタリアに渡り、2月のミラノ・コルティナ五輪4位のシャルレーヌ・ギニャール、マルコ・ファブリ組の指導を受け、12月の全日本選手権へ挑む。宇野は「誰にも邪魔されずに突き進んでいきたい」と力を込めた。