【フィギュア】三浦佳生「変に高望みしないことが一番良かった」GPファイナルへ男子一番乗り

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第3戦中国杯>◇8日◇深センユニバーシアードセンター◇男子フリー

2月のミラノ・コルティナ五輪代表の三浦佳生(かお、21=明大)が、男子一番乗りでシリーズ上位6人で争うGPファイナル(12月10~13日、中国・重慶)への3季ぶりの進出を決めた。ショートプログラム(SP)に続き、フリーも190・35点で1位。合計293・25点で完全優勝を飾り、フリー、合計ともに自己ベストを更新した。SP2位の佐藤駿(エームサービス/明大)は合計277・20点で総合4位だった。

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三浦が勝った。ロシアのジキジ、セメネンコ(ともに個人の中立選手=AIN)、ミラノ五輪銅の佐藤、同金のシャイドロフを抑えた。23年フィンランド大会以来のGP通算2勝目。「ここまでのスケート人生で一番のパフォーマンスが出せた」。穏やかな表情で「シェイシェイ」と加えた。

自分にも打ち勝った。第1戦フランス杯2位で、ファイナルは「意識しない選手はいない」。それでも「自分のできることをやろう」と平常心を貫いた。スピンにミスは出たものの、ジャンプは全6要素で加点。全体の質や芸術性を評価する演技構成点(PCS)も、2位に5点近く差をつけた。「変に高望みしないことが一番良かった」。最後まで冷静に己を見つめた。

3月の世界選手権ではフリーへ進めず、「何かを変えたい」と8月下旬に渡米。世界王者マリニンの下で約2週間、ジャンプやスピンを理論から学んだ。「ランボルギーニ」に例えられるスピードの制御も身につけ、「いつもは最後の辺りは根性で滑っていたけど、そういうのもなくなってきた」と手応えを得ていた。

五輪2大会連続銀の鍵山が休養する中、日本の層の厚さを誇示。「ファイナルでもしっかり戦いたい」と4回転を1本増やす構成も視野に入れる。3年前のファイナルは北京で5位。今度は重慶で頂点に立つ。

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