アンニョンハセヨ~! アン・シネです。みなさん、夏休みは楽しみましたか? ワタシはこの間、旅行に行きましたよ。しっかり仕事して、遊ぶときは遊んでリラックス。大事ですね。「アン・シネのサランヘヨゴルフ」。今週のテーマは、引き続き「アイアンショットのヒミツ2」です。さらに腕を磨いてくださいね。


手の平のお皿を意識
手の平のお皿を意識
私のアイアンショットの秘密です
私のアイアンショットの秘密です

みなさんは、アイアンショットを打つときどんなイメージを持っていますか。スイングによっても違うと思いますが、ワタシが抱いているイメージは、右手のひらがお皿で、それでボールをすくうような感じなんです。

アドレスでは飛球線方向を向いていた右手のひらのお皿は、バックスイングでクラブを上げていくにしたがって、どんどん上を向いていきます。

トップ・オブ・スイングでは、レストランでサービスするウエーターやウエートレスさんのように、そこに乗っているものをこぼさないくらいに“お皿”は上を向いている、そういうイメージです。

大事なのは、右ヒジはできるだけ体の近くにあるように常に意識していることです。そうしないとお皿の向きが不安定になってしまうからです。トップからダウンスイングに入る切り返しの時、ヒジは最も体に近くなります。切り返したら、なめらかにダウンスイングをする感覚を大切にしてください。


右ひじはできるだけ体の近くにあるように
右ひじはできるだけ体の近くにあるように

クラブフェースの向きは、常に手のひらの向きと一緒。だから、手のひらの向きがわかっていれば、フェースがどこを向いているかわかるはずです。こうすれば、自然に体の正面でインパクトが迎えられるし、フェースも正しい向きでボールを捉えられることでしょう。ワタシも、このことを常に意識しています。インパクトでは、右手のひらのお皿でしっかりとボールをすくいます。

“お皿”を意識したら、手首は使わないようにします。だって、手首を使うってことは、いきなりお皿がひっくり返ってしまうってことでしょう? これではうまくボールはすくえません。手首を使わなければ、小手先でボールを打とうとすることがなくなるはずです。自然にショットも安定していきます。

コースに出たら、フルスイングの距離ばかりとは限らないというのは、先週もお話ししましたね。アイアンでは、フルショット以外、スリークオーターやハーフショット、クオーターショットなども打つ必要に迫られます。

でも、どんなショットでも、右手のひらの“お皿”を意識して、手首を使わないのが基本です。アイアンショットは縦の距離の正確性が生命線です。そのためには、まず、この基本を自分のものにしてください。ピタリとバーディーチャンスにつけるアイアンショットが打てたら、すごくかっこいいですよ。

◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)

◆撮影=河野匠

◆取材協力=ザ・インペリアルCC(茨城県稲敷市)