今シーズンへの意気込みを語る畑岡(2019年1月13日撮影)
今シーズンへの意気込みを語る畑岡(2019年1月13日撮影)

年を取ると時間の流れが早く感じるものです。ついこの間、クリスマスが来たかと思えば、もうお正月気分も過ぎ去って。まあ、でも、この時期はいいものです。1年の誓いを立てたり「今年はやるぞ!」という気分にさせてくれます。

昨年は黄金世代が女子ゴルフ界を盛り上げてくれました。新垣比菜、大里桃子がツアー優勝。11月の大王製紙エリエールレディースでは、14年に史上最年少(15歳293日)となるアマチュアでのツアー優勝を達成していた勝みなみが、苦悩の時期を乗り越えてプロ初優勝を飾りました。世界で活躍する畑岡奈紗は、1月14日発表の女子世界ランクで日本人最高の7位をキープ。今年もまた、黄金世代が輝く1年になるのは間違いなさそうです。

そんな彼女たちが、成人式を迎えました。1月13日が20歳の誕生日だった畑岡は、故郷の茨城県笠間市で開かれた式典に出席。母博美さんが20数年前に着たという赤の振り袖で、いつものゴルフウエアとは違う姿を見せてくれました。初の賞金シード権を獲得した原英莉花は横浜市の式典に参加し、今季はQT6位でツアー参戦する三浦桃香、勝みなみらは、SNSに振り袖姿を披露しました。

昨年の下部ツアーで活躍した河本結は、地元愛媛の道後温泉などで記念撮影。彼女もまた、母みゆきさんが着た振り袖でした。レギュラーツアー本格参戦となる河本は「年間を通じて強い選手になりたい。人としても一流で、すてきな女性に成長していきたいです」と、賞金ランク5位以内を目標に掲げています。

昨年は賞金ランク1位がアン・ソンジュ、2位が申ジエと韓国勢が強さを見せました。

いつの日か、若く、強い、黄金世代による賞金女王争いも見てみたい-。今季の国内ツアー開幕となる3月7日のダイキンオーキッドレディース(琉球GC)が、待ち遠しい。【益子浩一】(ニッカンスポーツ・コム/ゴルフコラム「ピッチマーク」)

地元愛媛で成人式を迎え記念撮影する河本結(2019年1月13日家族提供)
地元愛媛で成人式を迎え記念撮影する河本結(2019年1月13日家族提供)