通算10アンダーの3位に浮上した松山英樹(26=LEXUS)は快進撃にも謙虚な姿勢を崩さなかった。64をマークし、首位と3打差の通算10アンダーで予選通過したものの「今の状態で言うと、そんなに多くを期待するのは自分自身に酷だと思うのですけれど、でも、しっかりとまず明日、良い位置で終われるように頑張りたいと思います」と口にした。

インの10番スタートの松山は11番パー4で第2打を30センチにつけてバーディーが先行。12番パー4は2メートル、14番パー3も2・5メートルにつけてバーディーを重ね、16番パー5は2オンに成功してバーディーと量産した。後半は2番で5つ目のバーディーを奪取後、4番でボギーをたたいたが、すぐさま5番パー3でピン60センチにつけてバーディーを奪い返した。最終9番パー5では、第1打をバンカーに入れながらも約5mのバーディーパットを沈めると、ギャラリーの歓声に手を挙げてみせた。

「本当にビシバシとショットが決まっているかというとそうでもないですし。何となく、ある程度の感じでスコアを出せている。コースに合っているのではないですかね」と自己分析。熱波の影響で軽く30度超えしていた気温も、第2日は最高28度と少し落ち着き、決勝ラウンドはさらに気温が下がる予報となっている。松山は「(コンディション的には)最後の方はしんどかったですけど。寒いぐらいが今はちょうど良いと思います」と歓迎した。疲労を含めた体調面を考慮し、第1日に続いてこの日も居残り練習せずに回復に努めていた。